紅茶を美味しく入れるためのゴールデンルール!5つのポイントをご紹介

この記事は2021年9月12日に作成および更新したものです。
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紅茶
コーヒーよりも紅茶が好き!という紅茶派の皆さん!
暮らしの中の「ほっと一息」にかかせないティータイムをもっと豊かにするためにも、今回は「紅茶コーディネーター」の資格を持つ筆者が、紅茶を美味しく入れるためのゴールデンルールをご紹介します!

▼この記事を読んで分かること
◎紅茶を美味しく入れるための英国式ゴールデンルールについて。
◎紅茶を美味しく入れるための5つのポイントについて。

この記事を読めば、紅茶をもっと美味しく入れることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.紅茶をおいしく入れるためのゴールデンルール

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①新鮮な水を沸かし、茶葉、ポットを準備します。 

ポットとカップは、あらかじめしっかりと温めておきます。 



②茶葉を計ります。 

ティーカップ1杯にティースプーン1杯が目安です。(1カップ150ccとして2~3g) 
300ccポットの場合、ティースプーン2杯、約4~5g計ります。 



③沸かしたてのお湯を使う。 

やかんの中で、霧のような細かい気泡がいっぱいに立ち、直径1センチほどの泡が5~6個上がり始めたら、火を止めます。(温度は93~95℃) 

そして、沸かしたての新鮮な熱湯を、20~30センチほどの高い位置からポットに勢いよく注ぎます。 



④茶葉に合った時間を蒸らします。 

蒸らすことで、味、香り、水色ともに、紅茶の成分がたっぷり出ます。 

大きい葉で4~5分。小さい葉で2~3分が理想です。 

ティーパックを使う場合でも、蓋をして蒸らすことで、いつもより美味しい紅茶を作ることができます。 



⑤濃さが均等になるように、カップに注ぎます。 

軽くティーポットを揺するか、ポットの底から軽くスプーンですくい上げるように1~2回混ぜてから回し注ぐと、濃さが均等になります。


2.紅茶をおいしく入れるための5つのポイント

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①茶葉 
紅茶をおいしく入れるためには、まず新鮮な茶葉を選ぶことです。 

賞味期限を確認し、開封後は2~3か月くらいが目安です。 

未開封なら2~3年は持ちますが、風味のことを考えて開封前のものでも、1年以内には飲み切りましょう。 

また、ストレート、ミルクティ、アイスティなど、飲みたいスタイルに向いている茶葉を選ぶこともポイントです。 


ちなみに、茶葉の保存ですが、冷蔵庫での保管はおすすめできません。 
庫内にあるうちは良いのですが、蓋を取ったとたん一気に湿気を吸い込んでしまうため鮮度が落ち、香りが失われます。 

また、紅茶には脱臭効果があるので、他の食品の匂いを吸ってしまいます。 

高温多湿を避け、食器棚や冷暗所で保存しましょう。



②計量 
 紅茶は、計量によって味が大きく変わります。 

まず、一人前をティーカップ2杯分(150cc×2杯)として、ティーポットで紅茶を作る場合、お湯の量は300ccとなります。 

紅茶をうまく摘出するためには、カップ2杯分以上(300cc以上)で作ることがポイントです! 

一杯目は、香りを楽しみ、2杯目は本当の色と味を楽しむのが、英国式の紅茶の楽しみ方とも言われています。


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③ポット 
茶葉を開かせ、充分に摘出させるためには、ジャンピング(茶葉が開く時に起こる運動)がよく起こりやすい丸い形状をしたものが適しています。 

陶器製のポットの方が保温性が良く見栄えも良いですが、お湯の量が分かりにくいので、注意が必要です。 

中身の見えやすいガラス製のティーサーバーで抽出後、冷めにくい陶器製のティーポットへ移し替えるのがおすすめです!
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④水と酸素 
紅茶は、ポットの中で茶葉をジャンピングさせることで美味しくなります。 

ジャンピングに必要なものは、水中の酸素です。 
 
ペットボトルや汲み置きの水は酸素が失われているので、必ず汲みたての新鮮な水を使います。 
蛇口から注ぎたての水の、沸かしたてのお湯を使用します。 

沸かしすぎ、二度沸かしのお湯も不向きです。 また、紅茶は水質によっても味が変わります。 

優しいデリケートな味わいを引き出すには軟水が向いています。 

日本の水道水は軟水なので、美味しい紅茶を入れるにはとても適しています。 
浄水器があればさらに良いです。


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⑤時間 
蒸らし時間は、正確に計りましょう。 

同じ茶葉を使っても蒸らし時間が少し違うだけで、その紅茶の印象はかなり違ってきます。 
 
好みの加減もありますが、それぞれの茶葉によって必要な時間を蒸らすことで、タンニンとカフェインが結びついて香り、 味ともに深い味わいを引き出すことができます。


3.まとめ

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いかがでしたか? 

紅茶の入れ方にほんの少し気を使うことで、香りや水色にも変化が出て、いつもの紅茶がとても味わい深いものになります。 

おうち時間が長い今だからこそ、CHIC世代の皆さんのティータイムが、もっと豊かなものになりますように…ぜひお試しください♪
(担当ライター:上江洲愛