広島から3時間【島根・松江】花と絶景とグルメ旅④

この記事は2022年5月5日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
松江旅-4

海、山、湖と、豊かな自然に触れ、毎日が新しい発見に満ちた山陰旅行。
花と絶景に癒され、グルメを満喫したリフレッシュ旅も、いよいよ佳境に入ります。
筆者は、万全の感染防止対策をとり、さまざまな神話の舞台となった島根県出雲市を訪ねました。

今回も、片道3時間で、日帰りも可能な「島根・松江・出雲」観光の魅力をお伝えします。

▼この記事を読んで分かること
◎おすすめの出雲観光スポット。
◎松江グルメとお土産について。
◎道の駅のランチとデザート。

この記事を読めば、「島根・松江・出雲旅行」についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 出雲観光おすすめスポット

「古事記」や「日本書紀」にも登場し、日本国のルーツを感じられる山陰地方の島根県出雲市。
旅の6日目は、松江から山陰自動車道で出雲市をめざしました。

出雲そばの名店「羽根屋」

羽根屋そば
〔天ぷら割子3段/1,700円(税込)〕


山陰自動車道の「斐川インター」をおりて、国道9号線を出雲大社方面に向かって走り、「出雲文化伝承館」へ。
館内にある「羽根屋」でランチをしました。
江戸時代末期に創業し、明治時代の即位前の大正天皇、昭和天皇・皇后両陛下など、皇族の方々にそばを献上した名店です。


羽根屋外観

羽根屋 三色割子
〔三色割子そば/1,000円(税込)〕

出雲産蕎麦粉の「そばの実の殻」も丸ごと挽いて仕上げるため、色黒で香りが豊か。
昔ながらの手打ちで仕上げ、出雲独特の「割子」という器に盛られています。

「薬味」と「だし汁」を、割子に直接かけるのが特徴。
コシがあり、うまみも香りも噛みしめるごとに口にひろがっていきますよ。

伝承館の広い日本庭園を眺めながら、そばを堪能することができました。

名称
献上そば 羽根屋 伝承館店
住所
島根県出雲市浜町520
TEL
0853-25-0312
時間
11時~14時30分(閉店時刻14時30分)
・そばが無くなり次第、閉店する場合があります。
店休日
毎週月曜日、12/28~1/3
アクセス
・山陰自動車道「斐川インター」より 国道9号線経由 15分
・中国自動車道「三次インター」より 国道54号線経由 120分
・JR出雲市駅より タクシーで10分
ホームページ
羽根屋 伝承館店


島根ワイナリー

島根ワイナリー

「羽根屋」から、出雲大社へ向かって車で5分の所にあります。
「島根わいん」など、オリジナルブランドのワインを製造する工場を無料で見学でき、お土産コーナーには、ワイン・スイーツ・和菓子・おつまみ・島根の特産品が揃っています。
無料試飲コーナーもあり、様々な種類のワインを気軽に味わうことができます。(ノンアルコールもありました。)
私は家族へのお土産に、ワインを買いました。

つづいて、ワイナリーから車で5分の出雲大社をめざします。


名称
島根ワイナリー
住所
島根県出雲市大社町菱根264-2
TEL
0853-53-5577
時間
工場見学/10:00~16:00
試飲即売館「バッカス」/10:00~17:00
※営業状況は都度変更する場合がございます。
アクセス
・出雲市駅からバスで30分「島根ワイナリー」下車
・電車「浜山公園北口駅」下車→徒歩15分
・山陰自動車道「斐川インター」より 国道9号線経由 20分
ホームページ
島根ワイナリー
Instagram
【公式】島根ワイナリー


出雲大社

出雲大社
〔神楽殿〕


日本最古の歴史書「古事記」や「日本書紀」に記された国譲り神話を起源とする出雲大社。
大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)が天照大神に出雲国を譲る条件として「天まで届く神殿」を望んだことから創建されました。
旧暦の10月(神在月)になると全国の神様が出雲の地に集い、様々な縁を結ぶ会議が開かれることから、縁結びの神社としても知られています。
神楽殿のしめ縄は長さ13.6m、重さ5.2tで日本最大級。

訪れた時には境内の桜が満開で美しく、清々しい空気に気持ちが穏やかになれました。


名称
出雲大社
住所
島根県出雲市大社町杵築東195
TEL
0853-53-3100 (8:30~17:00)
時間
参拝時間╱6時~18時
お守り所/7時~18時
宝物殿/8時半~16時半
●年中無休
アクセス
・山陰道「出雲IC」より国道431号を出雲大社方面へ。車で20分。
・山陰道「斐川IC」より国道9号を出雲市方面へ、県道28号線経由出雲大社方面へ。車で約30分。
・JR出雲市駅より一畑バス「出雲大社」、「出雲大社・日御碕」行きバス「正門前」または「出雲大社」バス停下車、徒歩約1分。
ホームページ
出雲大社


出雲日御碕灯台

日御碕灯台

出雲大社から車で15分ほど走ると、島根半島の最西端の断崖に建つ灯台に到着。
明治36年(1903年)に設置された、高さ43.65mの日本一高い、白亜の美しい石造りの灯台がそびえ立ちます。
「世界の歴史的灯台百選」や、国の登録有形文化財にも選ばれ、全国にある「のぼれる灯台」16基のひとつ。



日御碕灯台2


灯台を登るのは予想以上に大変でしたが、展望台からの眺めは絶景で、美しい日本海の景色に感動しました。



名称
出雲日御碕灯台
住所
島根県出雲市大社町日御碕1478
TEL
0853-54-5341
時間
〔3月~9月〕土日祝 9:00~17:00/平日 9:00~16:30
〔10月~2月〕9:00~16:30
※入場は参観終了時刻の20分前まで
※悪天候時は灯台にのぼれない場合がございます
参観寄付金
300円(中学生以上)
アクセス
・山陰道「出雲IC」→県道337号、県道29号経由、約30分 徒歩約5分
・山陰道「江津IC」→県道9号、431号、県道29号経由、約1時間50分 徒歩約5分
・JR出雲市駅→〔一畑バス日御碕線〕→「日御碕灯台」下車(約1時間)、徒歩約5分。
・JR出雲市駅→〔一畑バス日御碕線〕→「日御碕」下車(約55分)、徒歩約15分。
ホームページ
出雲日御碕灯台


2. 島根グルメとお土産

京店周辺

 

松江の京店商店街には、レトロな雰囲気のお店がたくさん並んでいます。


 


松江最後の夜は、松江の地ビールや地酒を楽しめるお店を訪ねました。


居酒屋 佐香や カラコロ広場店

松江観光の中心地、「カラコロ広場」にある居酒屋「佐香や」では、島根ならではの鮮魚や石見ポークなどを使った、旬のメニューをたのしめます。
店長の朝山  崇さんが酒匠ということで、私の好みにあった日本酒を選んでくださり、おいしく飲むことができました。

あご野焼き
〔あご野焼き〕
山陰地方で「あご」と呼ばれるトビウオのすり身でつくられた大きなちくわ。
島根の玉櫻
様々な島根の地酒をたのしめます。
いかの塩辛
いかの塩辛が新鮮で、とても美味しくお酒がすすみました!
ビアへるん
松江・堀川地ビール館」併設の醸造所で造られた、クラフトビール「ビアへるん」も堪能。

名称
居酒屋 佐香や カラコロ広場店
住所
島根県松江市末次本町110
TEL
0852-23-1887
時間
平日17:00~24:00(L.O23:30)
定休日
日曜日、第1、第3月曜日
ホームページ
居酒屋 佐香や カラコロ広場店
facebook
居酒屋 佐香や カラコロ広場店


島根県のお土産を買うなら「島根県物産観光館」

松江藩松平家7代藩主・松平治郷〔不昧公〕は、茶道「不昧流」を大成させた茶大名。
松江では、誰もが気軽に楽しめる茶道として受け継がれ、今でも地域の人々は、日常的に抹茶を楽しんでいます。
それだけに、和菓子の種類も多種多様にあります。


その和菓子をはじめ、工芸品、陶器、玩具、農水産加工品などの島根県産品の展示や販売がされているのが「島根ふるさと館」内にある、「島根県物産観光館」です。

松江城から徒歩1分の場所にあるため、観光の帰りに立ち寄れ、とても便利ですよ。

島根物産観光館(ふるさと館)

土産
島根のお菓子、特産品や、「しまねっこ」のかわいいグッズもあります。(筆者が購入したお土産の一部)
名称
島根県物産観光館
住所
島根県松江市殿町191 島根ふるさと館内
TEL
0852-22-5758
時間
9:00~18:00
定休日
1月1日、12月31日
アクセス
・JR松江駅からレイクラインバス10分「国宝松江城前(大手前)」下車、徒歩約1分
・駐車場あり(無料)
ホームページ
島根県物産観光館


3. 道の駅グルメ

帰路も松江自動車道・雲南吉田IC に隣接する、道の駅「たたらば壱番地」に立ち寄りました。
卵の名産地なので、卵にちなんだ「親子丼」をランチに。
ままたまご」のプリンをデザートに食べ、大満足のひとときでした。

 

親子丼

「ままたまご」のプリン



4.まとめ

 

旅の6日目と7日目をまとめました。

7日間、城下町の風景や宍道湖の夕日、川や海の美しさに癒され、おいしいものを味わい、私は日常をリセットすることができました。
そして、感謝の気持ちでいっぱいに。

今回、大好きな温泉には1度も入ることができなかったので、いつか玉造温泉などに入りたいと思います。

広島に戻ると、心もからだも癒されたことを実感。
「これからもがんばろう!」という活力を、旅によって得られました。
日帰りでも充分に楽しめる、島根県の旅へ、皆さんも出かけてみませんか?

 

 

(担当ライター:山田典子