おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
瀬戸内海と森を、たのしみながら散策できる!【広島市南区元宇品】
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
広島市南区の広島港からも近い「元宇品公園」では、美しい瀬戸内海の風景をたのしむことができます。
海岸沿いの遊歩道を歩いていると、空と海の美しさだけでなく、森林浴まで堪能できてしまいます。
元宇品にある森は自然の宝庫。
散策をしながら、貴重な動植物や地質も観察できるところです。
魅力あふれる「元宇品の散策コース」をご紹介しましょう。
▼この記事を読んで分かること
◎元宇品の歴史とは?
◎元宇品公園の散策と、アクセスについて。
◎瀬戸内海の夕日を眺める絶景スポット。
この記事を読めば、「元宇品」の散策についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 元宇品の散策準備
アクセス
広島電鉄(市内電車)の「元宇品駅」で下車し、のんびり歩くのもおすすめです。
筆者は、バスと徒歩で散策をするため、広島駅から広島バス21号(宇品)線「グランドプリンスホテル広島」行きに乗り、「終点」で下車をします。(乗車時間は約
40分)
バス停を降りると、「元宇品アクティビティーセンター(みなとオアシス広島)」があります。
元宇品アクティビティーセンター
ホテルショッピングアーケード内にあります。(利用時間:8:00A.M.~12:00M.D.)
「元宇品紹介コーナー」があり、元宇品の豊かな自然や生物が紹介されています。
散策に役立つマップも入手できるので、おすすめですよ。
レンタサイクル「ぴーすくる」も設置されています。
広島市内に複数ある「サイクルポート」で、自転車の貸し出しと返却ができます。
自転車で自由に散策するのも良いですね。
2. 元宇品の歴史を知る
歴史
元宇品は、昭和25年(1950年)、瀬戸内海国立公園に追加指定されました。
公園内の森は、瀬戸内海国立公園特別地域。
林野庁の自然観察教育林や保安林にも指定されています。
なんと、明治22年(1889年)まで、元宇品は、広島湾に浮かぶ「島」だったのだそうです。
その他にも様々な幸運が重なり、この島には原生林や自然の海岸が残ってきました。
アース・ミュージアム元宇品
毎月最終日曜日に、「地球さんぽ」が開催されています。
広島市街地から南に5㎞にありながら、学術上貴重な動植物や地質を観察できるため、「アース・ミュージアム(地球博物館)」と呼ばれています。
そのため、自然観察ガイドの方が、元宇品の素晴らしい自然や、地球との出会いをお手伝いしてくださるとのこと。
▼詳細はこちらから
3. 元宇品公園を散策してみました
元宇品海岸では、地質も観察できる。
グランドプリンスホテル広島から、海岸遊歩道に沿って歩いていくと、美しい瀬戸内海に浮かぶ似島・宮島・江田島などの島々を眺められます。
ドラマ「この世界の片隅に」のロケ地にも選ばれたほど、のどかな瀬戸内の風景。
散策をしながら、森と海からの風、おだやかな海の眺めを満喫できることでしょう。
この自然海岸では、歩きながら、珍しい地質もみることができます。
たとえば、縄文時代の約6000年前の海面上昇の証拠となる「岸食崖」や、露出した「断層」、「節理」、「岩脈」、「正断層」、「花崗岩」など。
「地質観察」をしていると、地球のロマンを感じられ、ワクワクしますよ。
クスノキと宇品灯台
自然海岸では、海辺の生き物や海藻などの観察、貝殻拾いをする家族連れの姿もみかけます。
海岸遊歩道を歩いていると、灯台へと登る道があります。
森の中を登り始めると、原生林の木漏れ日と、鳥のさえずりに包まれて、まるで別世界へと迷いこんだかのよう。
小径は思ったほど急ではなく、歩きやすいので安心です。
木立の間から海が眺められるのも、元宇品ならでは。
さざ波の音を聞きながら、森林浴もできるので、心身が癒されていきますよ。
10分ほど登ると、宇品灯台のある頂上に到着します。
昭和25年(1950年)1月に点灯された白い灯台は、地上からの高さが約21m。
使用されているレンズはフランス製で、国内に2台のみ現存する最古のレンズなのだそうです。
灯台の隣には、巨大なクスノキがあります。
樹齢は約150年だそうで、高さは27.2m、幹回り5.5m(2021年調べ)。
クスノキは「広島市の木」。
広島市街地にあった沢山のクスノキは、被爆により失われてしまったため、樹齢の長い巨木は貴重ですね。
灯台とクスノキの近くに、「無料駐車場」と「トイレ」があります。
車でアクセスする場合には、グランドプリンスホテル広島の手前で、森の方面に右折し登ると、灯台とクスノキまで到着します。
筆者は、来た道を帰りましたが、車道を歩きながら元宇品公園の散策もできますよ。
4. 絶景の夕日を眺めよう
元宇品散策で、一番おすすめなのは、夕暮れ時にお散歩することです。
筆者は、元宇品の夕日を眺めるためだけに訪れることもあるほど。
夕映えの中、釣りをする人、ジョギングやお散歩をする人の姿を多くみかけます。
さざ波の音を聞きながら、行き交う船、茜色に暮れていく瀬戸内海を眺めていると、時が経つのも忘れてしまいます。
ポイントは、日の入り後の絶景も眺めること。
特に、日の入り後の空と海のグラデーションは、この世のものとは思えないほど幻想的。
ぜひ、お天気と「日の入り時刻」を調べてからお出かけください。
5.まとめ
元宇品散策についてご紹介しました。
春夏秋冬、季節によって違う表情をみせてくれる元宇品。
いつ訪れても、魅力あふれるパワースポットです。
癒されるだけでなく、活力も与えられる場所。
皆さんも散策しながら、自然美を体感してみませんか?