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広島から3時間【島根・松江】花と絶景とグルメ旅②
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行楽シーズンが到来しました。
感染防止対策を万全にとりながら、筆者は久しぶりに県境を越え、島根県を訪れてきました。
広島から車で片道・3時間という、気軽に出かけられる山陰旅行の魅力とは?
パート①につづき、GWにもまだ間に合う、花と絶景、グルメを満喫する松江観光の情報をお届けします。
▼この記事を読んで分かること
◎日本庭園「由志園」の魅力。
◎ベタ踏み坂とは?
◎松江 堀川遊覧船のたのしみかた。
この記事を読めば、「島根・松江旅行」についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 日本庭園「由志園」で花を愛でる
ぼたんと雲州人蔘の里
島根県の汽水湖・中海に浮かぶ「大根島(だいこんじま)」。
車では松江市から約25分で行くことができます。
大根島にある「由志園(ゆうしえん)」は、池や滝などを配した趣のある回遊式日本庭園。
一万坪ある庭園には、四季折々の花が咲き、艶やかな牡丹の花を、一年中鑑賞することができます。
昭和29年(1954年)に「島根県の花」にも制定された、大根島の牡丹の花。
約300年の歴史があり、接ぎ木牡丹苗の生産は年間70万本と日本一。
フランスやオランダなど世界各国へも輸出されています。
大根島産の高麗人蔘は「雲州人蔘」と呼ばれ、茶人大名として有名な松江藩7代藩主・松平治郷〔不昧公(ふまいこう)〕が、財政を再建するために栽培を始め、藩の専売品として財政を支えたのだそうです。
今や世界一の一級品として高く評価され、200年の歴史ある伝統的な高麗人蔘の栽培風景が、由志園にて保全されています。
「雲州人蔘ミュージアム」では、雲州人蔘の歴史が紹介され、松江藩が設けた雲州人蔘の製造・加工・販売を担う施設も復元されており、見学することができます。
由志園 花絵巻
私が訪れた4月上旬には、「牡丹咲きチューリップとラナンキュラス展」が開催され、チューリップのトンネルが、目を楽しませてくれました。
日本では、牡丹のように花弁が数多く重なり合った花を「牡丹」と呼ぶらしく、およそ100品種の「牡丹咲チューリップ」とラナンキュラスの絶景が広がっていました。
5月上旬からは牡丹に変わり、オランダ系芍薬が見頃をむかえ、5月中旬からは、バラも咲き誇ります。
4月29日(金祝)~5月6日(金)には、「池泉牡丹(ちせんぼたん)」が開催されます。
国内販売用の牡丹の株は、株を太らせるために、開花前には蕾を摘んでしまうため、その牡丹を用いて園内の池泉に三万輪の牡丹を浮かばせるのだそうです。
5月7日(土)・8日(日)は、黄色い花だけを浮かべる「黄金の池泉牡丹」に。
きっと壮麗な園遊会、花絵巻を堪能できますね。
庭園を眺めながら郷土料理を味わう
ランチは、食事処「竹りん」で、おいしい蕎麦をいただきました。
大根島の在来種を使った手打ち蕎麦は、素朴でありながら、蕎麦粉の豊かな風味を感じることができます。
天ぷらも揚げたてのアツアツです。
庭園を眺めながら大根島の蕎麦を堪能でき、とても幸福なひとときでした。
趣の異なる庭を望む食事処が4箇所あり、高麗人蔘やウナギなど、郷土食や旬の食材が使われた和食を味わえます。
高麗人蔘ソフトクリームで有名な茶房もありますよ。
- 名称
- 由志園
- 住所
- 島根県松江市八束町波入1260-2
- TEL
- 0852-76-2255(代)
- 時間
- 10:00~17:00(12/30・31は休園日)
※夜間ライトアップなどの季節イベントに応じて営業時間の延長あり。
- 料金
- 大人:800円(レギュラーシーズン)・900円~1000円(ハイシーズン)・1200円(ベストシーズン)
※ベストシーズンはGW期間の池泉牡丹開催時。ハイシーズンは新緑庭園、秋の紅葉庭園、夜間ライトアップ入園、イベント期間中。
●駐車場無料
- アクセス
- バス/JR松江駅から市営バス(八束町)45分、八束町由志園入口下車徒歩5分、松江境港シャトルバスで由志園下車。
車/松江玉造ICから車で30分。米子ICから車で40分。
- ホームページ
- 由志園
- 【公式】由志園(yuushien_official)
2. まるで空へと登っていくような「ベタ踏み坂」
「ベタ踏み坂」を鳥取県側から登り、県境を越えて島根県に入った所で下りに差しかかかると、目の前に広がる中海の絶景を堪能できます。
島根県松江市八束町の江島と、鳥取県境港市とを結ぶ、中海にかかる「江島大橋」は、日本一のPCラーメン橋。
車のテレビCMにも使われ、その急勾配から「ベタ踏み坂」として有名になりました。
5千トン級の船が下を通れるよう、最上部は高さ約45m。
コンクリート製の桁橋としては、日本最大です。
橋の中央部からは大山や、「由志園」のある大根島を眺められます。
遠くからは車が落ちてしまいそうな坂道に見えますが、実際に渡る時には、そこまでの急勾配ではないのが不思議で、とても面白い体験ができますよ。
3. ぐるっと松江 堀川めぐり(堀川遊覧船)
国宝 松江城を囲む堀をめぐる観光遊覧船がおすすめです。
今回、私は乗りませんでしたが、以前に乗船したことがあり、船頭さんの歌や案内を聞きながら、城下町の美しい風景や、四季折々の動植物を眺めた思い出があります。
乗り場は3カ所あり、途中下車をしてまち歩きも楽しめますよ。
- 名称
- ぐるっと松江 堀川めぐり 堀川遊覧船
- 住所
- 島根県松江市黒田町507-1
(発着場)・松江堀川ふれあい広場(松江・堀川地ビール館奥)・大手前広場(島根県民会館北側・松江城南東側)・カラコロ広場(京店)
- TEL
- 0852-27-0417
- 時間
- 9:00~17:00(時季によって異なる)
- 料金
- 一日乗船券/大人(中学生以上)1,500円・小人(小学生)800円・幼児(小学生未満)は大人1名につき1名無料
- アクセス
- 車/山陰道松江西ランプから松江堀川ふれあい広場乗船場(黒田町)まで約6㎞
バス/・JR松江駅からレイクラインバス15分、大手前堀川遊覧船乗場下車
- ホームページ
- 堀川遊覧船
- 堀川遊覧船公式アカウント
4.まとめ
旅の3日目も、松江の花と絶景、そしてご当地グルメを満喫する一日となりました。
花と緑が美しい季節に訪れたことで、私は新しい松江の魅力を体験できました。
さらにワクワクの島根・松江の旅は、パート③へとつづきます。