【やぶそば・そごう広島店】「新そば」を囲む、粋なひととき。／広島市中区

新そばの季節を迎えました。
皆さんは、新そばを味わったことがありますか？

広島市中区、そごう広島店の10階レストラン街にある、江戸蕎麦「やぶそば」では、今年11月に収穫されたばかりの「新そば」をたのしめます。

今回は、老舗の名店で堪能する「新そばを囲む会」をご紹介します。

店長の野村学さんと、副店長の丸太哲男さんにお話を伺いました。

そばは、夏の間に、太陽のめぐみを受けて育ちます。
「そばの実」が豊かに実ると、いよいよ新そばの収穫の季節を迎えます。

写真のように、黒みがかった「そばの実」の、外皮をとったものが、薄みがかった、淡い緑色のものになるそうです。

今年の11月に収穫された国内産玄そばを石臼で挽き、熟練の技で打ち上げ、薫り高く仕上げたものが、「やぶそばの新そば」です。

この日、いただいたのは、秋田産と、「常陸秋そば」のブレンドを、「外１」という割合で打ち上げたものということでした。

・そばがき

・新そば大ざる盛り（お代わり自由）

・薬味（大根おろし、大和芋、卵黄、他）

・海老の天ぷら

・ドリンク１杯つき

とても豪華な特別メニューですね。

ドリンクが１杯サービスということで、生ビール、桝酒、ソフトドリンクから選ぶことができます。

この日は、娘と新そばをたのしみました。
娘はウーロン茶、私は桝酒を１杯目にチョイス。

桝酒は、ひのきの香り芳しく、そばとの相性もよく、まさに「粋なひとととき」を過ごせます。

いよいよ「大ざる」に盛りつけられた「新そば」の登場です。

まるで、芸術品のような美しさに、まずは圧倒され、「わ～っ！」と、おもわず声をあげてしまいます。

いつもの「ざるそば」とも、家庭でいただくそばとも違う光景に、ワクワクしてくること間違いなしです！

新そば大ざる盛りと薬味（ねぎ・わさび）は、なんと「お代わり自由」。
つまり、「食べ放題」なのです。

私は娘と２人で、この大ざるを３回、お代わりしました。

やぶそばの天ぷらは、セサミンたっぷりな「淡口胡麻油１００％」を使用。
職人技により、カラット揚がり、サクっとしています。
素材の味も活かされていますよ。

さっぱりとした大根おろしに、なめこ、さらに柚子の香りも加わって、そばの引き締まった味をたのしめます。
何杯でもそばを食べたくなる爽やかさに包まれます。

ねばりのあるとろろが、そばによくからみます。
大和芋と香り高いそばの風味を感じられますよ。

新そばならでは、のどごしの醍醐味を感じられます。

新そばをたのしんだ締めは、「そば湯」ですね。

やぶそばの「そばつゆ」は、芳醇な濃い口。

そば湯を注いでも変わることなく、豊かな香りとコクを楽しめます。

お腹いっぱいいただきました。
食べながら、「体が喜んでいる」「元気になる」のがわかります。

よく「食べたものが体をつくる」といいます。
初物、体によいものには、体が反応するのですね。

まさに、そば職人の腕と魂が成せる味を感じられました。