【終活@広島】エンディングノートで終活と向き合う!選び方と保管方法

この記事は2021年6月14日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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「終活」が注目を集めています。
「エンディングノート」は、もしもの時のために、家族や大切な人へのメッセージを伝える役割があるだけでなく、自分の人生を書き残し、葬儀の要望などもまとめて残しておくことができます。
さらに、重要書類の整理や、備忘録としても役立てることができます。

▼この記事を読んで分かること
◎エンディングノートとは?
◎エンディングノートの保管について
◎実際にエンディングノートを使った感想

この記事を読めば、エンディングノートについてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

「シニアライフを楽しく過ごされている方々はもちろん、
若い世代の方々にとっても自分を見つめ直し、
身の回りを確認することは大切なことです。」
(『HAPPY LIFE NOTE』より)

私たちが健康で、毎日を元気に過ごしている今だからこそ、「エンディングノート」を書く意義がありますね。
今回は、2冊のエンディングノートを、私が実際に手にしてみてわかったことをご紹介します。

1.エンディングノートとは? 

参考にしたノート


 私と家族をつなぐメッセージ

「終活」とは、今すぐに「人生を終えるための準備」というわけではありません。
エンディングノートは「遺言書」などと違い、法的な効力はありません。
そのため、自分の想いやメッセージを、家族や大切な方へ、愛と感謝の気持ちをこめて伝えることができるのではないでしょうか。
自分自身の未来と、家族の未来に、きっと役立つことでしょう。

 メリット

エンディングノートを書くと、次のようなメリットがあります。

◎人生の振り返りができる
◎家族に伝えたいことを整理できる
◎備忘録になる


自分のペースで、書けるところから少しずつ記入し、「自分だけのノート」にすることがポイントですね。

 選ぶポイント

エンディングノートには、様々な種類のものがあり、商品として販売されています。
どのようなノートにも必要な項目が網羅されているので、大差はないように思えます。
その中で好みのデザインや、こだわりをもって選ぶという方法がありますね。
もちろん、普通のノートへ自由に記載しても良いわけです。
パソコンのウェブやスマホアプリの記録もありますが、パスワードの管理をして、家族にわかるようにしておく必要があります。
年を経るごとに、気持ちの変化もあるため、バインダー形式の「差し替えできるタイプ」や、「記入する項目が増やせるタイプ」もおすすめです。

2.保管場所


 保管場所を決める条件

エンディングノートを書いていても、万が一の時に効果を発揮しなければ意味がありません。
家族や第三者が、ノートの存在に気づくことが大切です。
そのため、あらかじめ作成したことを、家族に伝えておくという方法もありますが、ノートを「どこに保管するか」ということも重要です。

◎いざという時、すぐに見つけられる場所
◎勝手に内容を読まれない、盗難されない場所


という観点から、仏壇・食器棚・机などの引き出し・本棚・金庫などがあげられます。
しかし、大切にしまったために「どこへ保管したのか忘れてしまった。」ということも起こります。

 カードに記載し携帯する

置き場カード
小さなカードやメモに、エンディングノートの保管場所を書いて、いつも持ち歩くお財布に入れておくと便利です。

 複数に記録する

無料ダウンロード
無料でダウンロードできるエンディングノートもあります。
それを複数作成し、複数か所に分散して保管するのも良いですね。

①「緊急時のための」ノート
②「誰が読んでも問題ない内容」、「家族への伝達事項」ノート
③「財産情報などの機密事項」


など、ノートを分けて書いておくのもおすすめです。

3.エンディングノートを使ってみました

 「HAPPY LIFE NOTE」(ハッピーライフノート)

ハッピーライフ
ヨシダヤ 850円

「ハッピーライフノート」は、薄手で保管しやすいB5サイズです。
デザインも明るく、気軽に書きはじめられます。
「介護はどこで受けたいですか?」など、「質問形式」になっている部分が多く、質問に答えるように記入していけば、あっという間に記録できます。
ページ数も少ないため、1冊を早く書き終えることができ、達成感も得られます。
私の場合、家族の中で、私だけがカトリック教徒です。
そのため、危篤状態になる直前、司祭に連絡し、告解(懺悔)などをする必要があります。
それを日頃から娘に話していますが、葬儀やその他については話せていないため、このノートをきっかけに記そうという決意が生まれました。

 新時代対応!「もしものための安心ノート」

安心ノート
学研プラス 1,320円

〔お助けガイド&書き込みノートの2冊組〕

記入のための「書き込みノート」だけでなく、内容に沿った情報を解説した「お助けガイド」との2冊セット。
ガイドには「このページを読んだら、こちらのページへ記入」と、リンクの案内があり、それに従ってページを開くことができます。
相続や医療関連などの専門的な知識も解説されています。

〔IDやパスワードなども安全に残せる〕
私は、「デジタル資産のしまい方」を1番に重視して、このノートを選びました。
一年前、私の友人が急逝しました。
まだ50代、突然の別れは、とてもショックで悲しみも大きいものとなりました。
友人のSNSが遺っているお陰で、今はSNS でのやりとりが思い出となっています。
これをきっかけに、もしもの時のため、「家族にIDやパスワードを残しておくこと」が大切だと感じました。
現代は、SNS だけでなく、財産や記録などの自分情報も、安全かつ的確にまとめておく必要がありますね。
さらに、備忘録にもなり役立ちます。

4.まとめ

これらのエンディングノートは、広島の書店で購入できます。
もちろん、「ネット通販」でも買うことができます。
豊富な種類の中から自分の好みにあったものを選び、少しずつでも書いていくうちに、自分自身と向き合う時間が増え、きっと新しい発見もあります。
今をよりよく生きるために、そして、もしもの時のために、エンディングノートを手にとってみませんか?

(担当ライター:山田典子