人生を好転させるマインドセット turn your life around mindset

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南青山デンタルクリニック広島医院の山田院長が、
各業界のスペシャリストと対談するレポート企画。

今回は、マインドトレーナーとして
のべ7,500人以上の人生を好転させ、
メディアなど多方面で活躍中の田中よしこさんを招き
今より生きやすくなるための
マインドセット(思考)について
語っていただきました。
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歯並び(見た目)が変わると、内面まで
いきいきと変わることもよくあります

山田 英治院長


山田院長(以下山田):私は心理学に興味があり、かつて精神科医になりたかったほどです。今でもそうした書籍を読みますが、この世界は学べば学ぶほど頭が混乱しますね(笑)。田中さんが行うカウンセリングはどのようなものなのですか?
田中代表(以下田中):私が行うのは、心理学だけでなく、脳科学を取り入れた独自のメソッドです。多くのカウンセラーが使うスキルに加え、脳内情報がどうなっているのかを徹底的に言語化します。「思っているのにできない」「痩せたいのに食べてしまう」といった現状の理由を探ったり、その根本を変えていきます。平たく言えばみなさんのモヤモヤを整えるお手伝いです。でも、これが人生にはとても大事なんです。
山田:例えばそれは、自分をポジティブな人間だと思っていても、実は違うことがあるということですか?
田中:はい。多くの人が人生を好転させられない原因のひとつがそれです。ポジティブな言葉を好んで話す方は多いですが、本心を探るとネガティブなモードで脳を動かしている人が実はたくさんいます。一見前向きな人も「今の自分が嫌で、自分には価値がない。だから頑張らなければ」という深層心理が働いていたりします。その根っこを読み解いて整えなければ、ノウハウで武装して突き進んでみても、いつか燃え尽きてしまいます。
山田:逆に、そこが自分自身と向き合うタイミングとも言えますね。
田中:そうですね。私のカウンセリングには20代〜60代と幅広い年齢の方が訪れますが、実際、ある程度の人生経験を重ね、自分自身と向き合ってこられた方が多いです。60代の方でも「これまで色々やってきた。でもモヤモヤする。本気で変わりたい」と。
山田:深層心理で言えば、顎関節症という顎の機能障害があります。これは歯ぎしりや食いしばりによって発症することが多いのですが、どうやら寝る前に嫌なことや不安なことを思い出しながら入眠してしまう患者さんが多いみたいなんです。眠っている間にネガティブな脳内会話をして、それがストレスになって歯ぎしりや食いしばりにつながってしまう…。顎関節症はマウスピースで治すことはできますが、患者さんには「寝る前にちょっとだけ楽しいことを思い出してみて」とお伝えしています。
田中:先生のアプローチは正しいですね。脳は一番直近に考えたことをリピート再生するんです。だから一日の最後に楽しいこと、プラスのことを考えるのは大事だと思います。


うわべや軽い情報に流されるのではなく
もっと本質的に自分自身を知ってほしい

田中 よしこ代表


山田:因果関係がわかりにくい分野ではありますが、どんな疾患もストレスフリーな環境は大切ですから。ところで田中さんのカウンセリングを受けた方は、マインドが変わることでどのような変化が起きていますか?
田中:こう変わるというのは人それぞれですが、多くの人がメディアに出ているものを是としてそこに引っ張られていく中で、良い意味で人のこと、人からの評価がどうでもよくなります。景色が変わったと言う方もいます。自分にしっかり軸ができるんですが、それは強堅でブレない軸ではなく、しなやかで清々しい柳の木のような軸です。「これが自分だ」とわかると、とても生きやすくなりますよ。
山田:審美歯科では、矯正治療を経てマインドが変わるということもあります。歯の本数も少なく、金属の詰め物も目立っていた年配の患者さんが、セラミックを入れて歯並びがキレイになると、通院につれて顔つきも服装も佇まいもいきいきとしてくる。こうした例は女性の患者さんに特に多いですね。
田中:自分を労る、つまり外見に気を遣うのは、自分を見つめる時間ですから、外から中が変わるというケースもありますね。ファミリーカーのCMって、幸せそうな家族しか出てきませんよね?「我が家もあんな感じじゃないといけないのかな」とつい比べてしまいがちです。でも、どうしてそう思うのか?本当にそうなりたいのか?何のために人と比較するのか?まずはその視点を持ってもらいたいですね。
山田:確かに、歯列矯正では芸能人など人と比べて自分の歯並びは…というケースは多いですね。歯科的つまり機能的にはこの方が正解と思っても、相談に来られる時には理想=ゴールを決めてしまっている方もいらっしゃいます。ちなみに、歯列矯正で主流となっているインビザライン(※)は、装着時間によって、つまり真面目にやるかサボるかによって治療期間に差が出てくるんですが、人生を好転させるためのマインドセットで、日々気をつけておくことはありますか?
田中:「もっとこういう状態になりたい」という気持ちで動いていると外側にフォーカスしてしまうので、「自分の良さって何だろう?」「これは本当に欲しいものか?」と日々チェックしてみてください。私自身、モヤモヤや違和感を毎日分析するクセをつけています。当たり前ですが、モヤモヤや違和感の理由は人によって違うんです。だからこそ自分の深層心理と向き合うことが大事です。
山田:私も色々と勉強する中で前向きな考え方が習慣付いていると思っていますが、本日は大変学びになりました。最後に田中さんの原動力について聞かせてください。
田中:そうですね。私は自分の内側を見て人生が変わりました。未来志向の脳を手に入れたんです。今は私だけでなく、自分で自分を幸せにできる人を増やすために伝えたい!という使命感が原動力です。簡単なはずのストレッチですら、毎日続ける人は2割しかいないという統計があります。マインドセットも、辛い時にしか自分と向き合わない人がたくさんいます。でも、地味なことを続けることが大事なんです。これが定着すれば、世界はぐっと良くなるはずです。
山田:本日はありがとうございました。


(※)アライナー(マウスピース型の矯正装置)を使用した矯正治療「インビザライン」。口腔内3Dスキャナーによってオーダーメイドでアライナーを作製し、装着。歯が移動していくのに合わせて新しいアライナーに取り替えていく。自由診療。詳しくはコチラからマンガで読めます。




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南青山デンタルクリニック
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