山田院長(以下山田):モイスティーヌさんは、お客様を美肌に導き続けてもう20年以上になるんですよね。
橋本代表(以下橋本):はい。女性がキレイになることで人生がいきいきと輝く、そのお手伝いこそが私の使命だと思い起業しました。
山田:多くのお客様と出会ってこられた中で、年齢によるお肌の変化は感じますか。
橋本:そうですね。実は私自身、モイスティーヌに出会う前までしみ、しわ、たるみ、くすみといった悩みを抱えていて、それを化粧で隠したり、化粧崩れを直したりすることがとてもストレスでした。今の私は日焼け止めとポイントメイクだけなので、素肌で過ごせてストレスがありません。でも、これらの悩みは普通に化粧をする生活を送っていると、加齢と共に一般的に起こってくるものなんです。
山田:では、そうしたお悩みをお持ちの方がサロンには多く来店されるのですね。
橋本:はい。でも今は若い世代も素肌ブームなので、10代の方からいらっしゃいますよ。歯科では、年齢による違いなどはありますか。
山田:加齢と言うか、昔は悪くなるとすぐに歯を抜かれていたので、50代以上は歯のない方も多くいらっしゃいます。例えば奥歯は前に倒れやすい構造をしているので、抜くと噛み合わせが悪くなり、上下の顎が接近し、これがたるみやほうれい線の原因になります。また、高齢になるとあまり口を動かさなくなるので嚥下が難しくなる方も増えてきます。これらは放っておくと歯周病などを含め悪化する一方なので、定期的な口腔ケアが重要になってきます。
橋本:私たちの年代で一番気になるのがほうれい線で、あるとないとでは見た目の印象がかなり違ってきます。中にはマリオネットラインと呼ばれる線が口角の両脇から出る方もいらっしゃいますから、噛み合わせの話は勉強になりますね。
山田:歯科では、今はマウスピースで歯並びの矯正(※1)ができるようになったので、50〜60代でも多くの方が矯正を始められています。ただ、目的としては見た目よりも清掃性を高めて歯周病の進行を遅らせることが第一義となります。他にも、インプラントを埋める際に、一度埋めると動かせないため先に歯並びをキレイにしてからインプラントに臨まれる方も多いですね。
橋本:スキンケアでは、素肌を改善することでハリを持たせ、ほうれい線が出にくいお肌へ導いていきます。また、舌を動かすことも予防には効果的と言われています。
山田:舌をしっかり動かすことは、嚥下力低下を予防するにも大切ですね。ところでコロナ禍での肌トラブルなどはありますか。
橋本:はい。マスクによって肌が乾燥し肌荒れが起きたり、ほうれい線が濃くなったりと、たくさんのお悩みをいただいていますが、モイスティーヌは保湿に最適なので、こうしたお悩みに対応しています。
山田:私の院でも、コロナ禍によるストレスなのか、歯ぎしりや食いしばりで来院される患者様が増え、それを治すためのマウスピース(※2)を作ることが増えました。また、外出自粛によりメンテナンスの期間が空いてしまい、その間に虫歯や歯周病が悪化しているケースもありました。できれば3〜4ヵ月に一度、ホームケアができている方でも半年〜1年周期でのメンテナンスが理想です。