さくら美容クリニック院長 棒谷智之さん

棒谷智之さん
さくら美容クリニック院長
棒谷 智之さん

【プロフィール】
1963年生まれ。89年大阪市立大学医学部卒。同大学病院にて外科修練及び麻酔・全身管理を習得後、美容クリニックへ入職。05年に大手美容クリニックの院長として来広し、15年には自らのクリニックを開院した。スタッフの手術も多数手がけ、柔和な人柄で周囲の信頼も厚い。また、新しい知識の習得にも熱心で毎年多くの学会・セミナーに参加している。日本外科学会専門医、日本美容外科学会専門医、日本抗加齢学会会員、日本美容皮膚科学会会員、日本レーザー医学会会員、日本医学脱毛学会正会員。数少ない休日には気功と合気道のトレーニングに精を出し、リフレッシュを図っている。


コンプレックスが喜びに変わった…
そういう瞬間が、心から嬉しくなる。


患者さんの喜ぶ顔が見たくて
「幼少の頃は医者か弁護士になれという時代。幸い勉強は好きだったので医者を志したんです」と話すのは、美容外科医として20年のキャリアを持つ棒谷智之さん。医師免許取得後しばらくは外科医として働いていましたが、患者さんの喜びがよりダイレクトにわかることにやりがいを感じ、美容外科の道を選んだそうです。全国展開する大手美容クリニックの院長として広島の地に来て11年、昨年には念願となる自身のクリニックを開院させました。信条は、『満足してもらうこと、感動してもらうこと、それで幸せになってもらうこと』。だから術後定期的に行う経過観察の検診のときが、患者さんの変化と喜ぶ顔が見れて一番嬉しいのだとか。「昔は美容機器も少なかったので、例えば『○○の治療はうちではできないから、対応機器があるところへ行ってください』とお断りしていたこともありましたが、今はほとんどの悩みに対応できる機器が揃っているので、それが自慢でもあり嬉しい部分でもあります」。そんな棒谷さんの元には、様々な悩みを持った患者さんが全国から訪れます。長時間に及ぶオペは肉体的にはしんどいこともあるそうですが、患者さんに、その悩みに、妥協せず丁寧に向き合っています。

飽くなき探究心の先に
幼少期の勉強好きな性格は、いまだ変わることがありません。クリニックで行っている治療のほとんどはまず自分自身で試し、安全性を確認しているという棒谷さんですが、現状あるものだけに止まらず様々な分野にも興味を持っているそう。そのひとつが〝気〟の世界。一見すると医学とは相容れないもののようですが、気というものを応用し、体の外側だけでなく内側にもアプローチできるような治療の可能性を模索しているのだとか。そのため、まずは自身も気功のトレーニングを始めています。「美容業界って、10年前と比べても進歩の仕方がすごいんです。一方で、女性のみなさんが持つコンプレックスやそれが解消されたときの喜びというものは普遍的です。だからこそ、今後はもっと多くの方に喜んでいただくため、できる限りいろいろな技術を習得していきたいのが本音です」。学びに対して貪欲な棒谷さん。その先にはいつも、喜ぶ患者さんのイメージがあります。




院の理念が書かれた額
クリニックにある、院の理念が書かれた額。患者様はもちろん、自らも研鑽を積むことを掲げている。向上心を持ち続ける棒谷さんにピッタリの言葉とも言える。


気功と合気道
東京まで出向いて習っている気功と合気道。今はこれが趣味と呼べるものだそうで、無心でやるトレーニングはストレス発散にもつながっている。