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広島のビーズ工場から世界へ〔TOHO BEADS〕/ザ・広島ブランド認定品
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皆さんは、ビーズを手にとってみたことがありますか?
手芸店で売られていますし、アクセサリーやファッションにも使われていますね。
広島のビーズメーカー「トーホー株式会社」は、広島市安佐北区大林に広島工場があります。
今回、広島工場のオープンファクトリーで、筆者は工場見学をすることができました。
はたして、ビーズはどのように製造されているのでしょうか。
トーホービーズは、「ザ・広島ブランド認定品」です。
手軽に作ることができる「ビーズ手芸」の魅力についてもご紹介します。
▼この記事を読んで分かること
◎ビーズ手芸の魅力とは?
◎トーホービーズ広島工場の見学について。
◎「木と食の里まつり」の様子。
この記事を読めば、トーホーグラスビーズの魅力と工場見学についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. トーホーグラスビーズとは?
ガラスで出来た、ちいさなビーズを「グラスビーズ」といいます。
日本のグラスビーズは品質が高く、国内はもちろん世界中で支持されているのだそうです。
戦後、色鮮やかなビーズを作ることで、広島を明るく発展させるという志のもと、昭和26年にグラスビーズの会社として創業されたのが「トーホー株式会社」。
1,000種類を超えるグラスビーズを製造し、ブライダルドレスや高級ブランドにも使用され、世界中で愛されています。
2.「わたしのミニプッシュ」で、ビーズ手芸にチャレンジ!
「わたしのミニプッシュ」〔シャクヤク〕(税込:1,386円)
イラストに、ビーズなどを刺して作っていく「ミニプッシュ」という立体アート。
ビーズキットを買うだけで、すぐに作り始められます。
針や糸を使わないので、初心者でも簡単に取り組めますよ。
・材料
必要な材料や説明書は、すべてキットの中に入っています。
・作り方
1. プッシュボードに、下絵のついたシールをはりつけ、さし始めます。
2. 説明書のとおりに、ピーズやスパングルを重ねて、ピンでさしていくだけ。
「わたしのミニプッシュ」は、はがきサイズなので、あっという間に立体的で、かわいい絵ができあがります。
筆者は、4時間で完成させることができました。
私はこれまで、ミニプッシュを何度か作ってきました。
綺麗なビーズを眺めながら、ピンを刺していくことで無心になれます。
そして、癒されていくことを感じられるのが好きです。
カラフルなビーズを扱うことで、色彩感覚や集中力もアップ!
立体感があり、デザイン性も高く、幅広い年齢の方が楽しめる「わたしのミニプッシュ」なのです。
自分の部屋に飾るのはもちろん、プレゼントにもぴったりですね。
▼購入はこちらから
- わたしのミニプッシュ
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- ビーズマーケット
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3. オープンファクトリー(工場見学)に行ってみました。
トーホービーズ広島工場は、広島市安佐北区大林にあります。
安佐北区は筆者の故郷なので、隣接する「トーホービーズスタイル ガラスの里」へ家族でよく遊びに行っていました。
しかし、2018年の閉園直前に訪れたのが最後でした。
おもいがけず今回、オープンファクトリーへ行けることになり、ワクワクしながら娘と一緒に訪れました。
オープンファクトリーは、「ガラスの里」跡地でのイベント、「木と食の里まつり」と同時開催だったのです。
・木と食の里まつり
2022年11月23日、「木と食の里まつり」は、3年ぶりということもあり、約3,000人もの来場者。
あいにくの雨でしたが、たくさんの人でにぎわっていました。
主催者の「大林間伐材再生研究会」は、里山の環境を守るため、間伐材を資源として活かす活動を実践し、広島市安佐北区大林地区の再興と、里山を守る人材育成をされています。
地元の企業や地域の人々が出店するゾーン、アクセサリーや小物、間伐材を使った作品のワークショップに丸太切りもできる体験ゾーンなど盛りだくさん。
さらに、可部の地酒やおでんをはじめ、地元の美味しい食べものがそろう、フードフェスもにぎわっていましたよ。
特に私は太田川のアユ塩焼きが印象的。
「里がえり」がコンセプトのお祭りだっただけに、故郷を懐かしむひとときになりました。
- 大林間伐材再生研究会
- obayashi_kanbatu
・トーホービーズのイベント
1グラム8円の量り売り。
色とりどりのビーズが大量に並んでいました。
用意されている袋に、欲しい量をすくって詰めることができます。
眺めているだけでもワクワクしますよ。
蔵出しビーズやお得セット、レアビーズなどを購入することができます。
普段は見ることができない、ビーズ工場の製造現場を見学してきました。
午前、午後と、各20名が抽選で参加。
見学グループに説明してくださる職員の方がつき、細かい説明を聞きながら、工場をまわることができます。
上質な珪石粉や、ソーダ灰などに着色原料を調合したものが、ガラスの原料となります。
その時の気温や材料の状態、釜の温度などで既定の色をだすそうです。
色の配合はコンピューター管理されています。
ガラスの溶融炉は1,300℃余り。
20時間ほど加熱すると、あめ状のガラスになります。
熱いガラスの塊は、熟練された職人技で操られ、混ぜ合わせられていきます。
台の上で、ドロドロに溶けたガラスがゆっくりと流れるのを、職人がまとめていく様は珍しいもので、見入ってしました。
職人の方の技術と勘によって作られる美しいビーズ。
技の素晴らしさに感動です。
溶かされたガラスを線状にのばして成形します。
工場の中いっぱい、30mの長さにのばされたビーズは、ゆっくりと温度を下げられます。
この時、すでに空洞になっているのですから驚きです。
冷えて固まったビーズを、一定の長さにカットして束ねます。
この長いガラスの棒が刻まれて、私たちの知っているビーズの形になっていくのです。
カットしたビーズは、回転炉で加熱して角を溶かし、丸いビーズに成形。
その後、ビーズを天然水で洗浄します。
艶だしや、着色などの行程を経て、人の目でも仕上がりを確認して完成します。
色見本と比べて品質をチェックし、サンプルと違うものは破棄になるのだとか。
現在は、海外へ輸出する量が多いそうです。
トーホーグラスビーズが世界に支持され、愛されていることがよくわかりました。
4.まとめ
念願の工場見学ができたことは、とても貴重なひとときで感謝でした。
ビーズがこんなにも沢山の行程と、人の技が結集して作られているとは驚きです。
そして、広島にこのような素晴らしいビーズ工場があることを誇りに思います。
これまでも美しいと思いながら触れていたビーズが、さらに愛おしくなりました。
さらに、故郷でのイベントを通して、広島の特産品を盛り上げていこうと改めて感じました。
皆さんも、綺麗なビーズ作品を作ってみませんか?
- 名称
- トーホー株式会社(TOHO BEADS)
- 住所
- 広島市西区三篠町2丁目19-19
- TEL
- ・082-237-5151
・082-237-5152
(キット商品の作り方・商品の使用等について)
- 時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 土曜日・日曜日
- ホームページ
- トーホー株式会社本社(TOHO BEADS)
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