【広島市中区】街中で四季を愉しむ。おとなの庭園散策!【縮景園】

この記事は2021年6月14日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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広島市の中心街にある「縮景園」は、緑豊かな憩いの場。四季折々の美しい自然を感じられるだけでなく、様々な楽しみかたもあり、魅力のある日本庭園です。
広島県内だけでなく、日本全国、海外からも訪れる人の多い、人気の観光スポットです。

▼この記事を読んで分かること
◎名勝「縮景園」について
◎「縮景園」の自然の美しさについて
◎「縮景園」を満喫する方法について

この記事を読めば、縮景園の魅力についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.縮景園について

syukkeien風景


アクセス

syukkeien表門
名勝「縮景園」は、JR広島駅から、広島バス(26号線:旭町線)「縮景園入口」下車、徒歩3分。
または、JR広島駅から広島電鉄・広電宮島口行きに約10分乗り、「八丁堀」で広島電鉄白島行きに乗り換えて4分。
「縮景園前」下車すぐ。
広島県立美術館があり、そのお隣にあります。

縮景園の歴史

庭園の特徴は、広大な池を中心に造られた「池泉(ちせん)回遊式」の大名庭園です。
初代 広島藩主「浅野長晟(ながあきら)」が、広島城入城の翌年、一六二十年から別邸の庭として築庭されたもの。
作庭者は、家老で茶人として知られる「上田宗箇(そうこ)」です。
これ以後、改修が重ねられています。
2代藩主「浅野光晟」(みつあきら)の求めに応じて、儒学者の林 羅山(らざん)が作った「海山をその地に縮め風景をこの楼に聚む」という詩の序文から、「縮景園」の名称がついたといわれているそうです。
7代藩主「浅野重晟(しげあきら)」が、一七八三年から一七八八年にかけて、京都の庭師である清水七郎右衛門を招いて着手し大改修され、一九四十年には名勝に指定されました。
江戸時代には大火にみまわれ、一九四五年には、原子爆弾の被害にも遭いながら、現在に残る景観となっています。

2.四季折々に自然と親しむ


縮景園の花々

syukkeien梅林


縮景園には、四季折々に様々な花が咲きます。
私は特に、梅と桜、アジサイの季節によく訪れます。
秋には紅葉も美しく、菊花の展示もされています。

・1月上旬には梅が咲き始め、梅林を訪れると、梅の香りに、初春の訪れを感じることができます。

・桜の季節には、ライトアップされ、夜桜見物をすることもできます。

・アジサイの季節にも、園内のあちらこちらに色鮮やかで、様々な種類のアジサイが咲きます。梅雨をたのしむことができますね。
    
季節ごとの開花・見どころカレンダー:https://shukkeien.jp/season/

syukkeien夜桜

syukkeien紫陽花

3.愉しみ方いろいろ

写真撮影

園内_西田英俊氏撮影01
撮影:西田英俊

春夏秋冬の自然を愛でることに加えて、私は縮景園で、趣味の写真撮影をしています。
さらに、友人カメラマンの西田英俊さんに依頼し、娘の「成人式」や「お見合い写真」も、縮景園で撮影しました。
結婚式の「前撮り」をされている方もよく見かけます。
抜群のロケーション!とても良い記念になるので、ぜひ皆さんも何かの記念撮影には、こちらで撮影をされてみませんか?

園内_西田英俊氏撮影02
撮影:西田英俊

美術館とともに

縮景園は、広島県立美術館の隣にあるので、園内を散策したあとに、美術鑑賞をすることもできます。
どちらも利用できる「美術館セット」のチケットがあります。

広島県立美術館:https://www.hpam.jp/museum/

休憩処

syukkeien抹茶
園内には休憩処「泉水亭」があり、軽食や甘味類、飲み物をいただくことができます。
私は「抹茶セット」でほっとひと息つくことができました。

築庭400年

今年はコロナ禍のため、残念ながら、桜まつりや茶摘みまつり、茶会などが中止となりました。
そのような中で、動画を中心に縮景園の魅力をサイトからご覧になれます。
庭園でのコンサート、園内ガイドツアー、学芸員による縮景園の関連絵画の解説などをみることができますよ。

築庭400年:https://shukkeienchikutei400.jp/

友の会

「友の会」に入会すると、会員証の提示により、何度でも無料で入園できます。
つまり「年間パスポート」ということですね。
一般会員(個人)は2,000円です。
随時入会できますが、7月1日から翌年の6月30日が有効期限のため、7月に入会するのがオススメです。


水上タクシー

天気の良い日には、バスや電車のほかに、水上タクシーでも縮景園にアクセスできます。
広島には「雁木(がんぎ)」と呼ばれる、人や荷物を船で運ぶ際に利用していた階段状のものが河川の岸にあります。
そのため「雁木タクシー」とも呼ばれています。
縮景園とあわせて、水上から眺める広島の眺めも素敵ですね。
水上タクシーを利用すると、入園料が無料になる特典もあるそうですよ。


4.まとめ

外出もままならない昨今。
縮景園では、密を避けることができ、自然の中で、都会の喧騒を忘れられ、のんびりゆったりと癒されていきます。
園内を散策することで、運動にもなりますね。
目に映る景色に変化が与えられ、リフレッシュされて、日々のパワーをチャージできる場所となりますよ。
皆さんも、ぜひ訪れてみませんか?

名称
縮景園
住所
広島市中区上幟町2-11
TEL
082-221-3620
開園時間
9:00~18:00(入園は17:30まで)
9:00~17:00(入園は16:30まで)10月1日~3月31日
★〔臨時休園〕2021年6月1日(火)~6月20日(日)
休園日
12月29日~12月31日
入園料(個人)
一般 260円(美術館セット610円)
高・大学生 150円(美術館セット350円)
小・中学生 100円
※入園料の減免についてはHPへ
駐車場
あり
ホームページ
こちら
(担当ライター:山田典子