重富 寛さん
【プロフィール】
1962年生まれ、広島市出身。酒屋の3代目として生まれるも教員を志す浪人時代、父親の背中に何かを感じ、家業を継ぐことを決意。1986年ニッカウヰスキー株式会社入社。5年間の修業で酒と商売の基本を学び、株式会社重富酒店へ。30歳の頃、付き合いで参加した樽生セミナーで生まれて初めてうまいと思えるビールと出会う。その理由がサーバーやグラスの洗浄、樽やガスの手入れであることに気づき、自社で飲食店向けのオリジナル樽生セミナーを主催するなど、ビールの魅力にのめり込んでいく。2012年には生ビール専門の角打ち「ビールスタンド重富」をオープン。昭和と現代のビールサーバーを使い分けながら、注ぎ方だけでまったく味の異なるビールを提供し、営業時間は17時〜19時の2時間のみ、つまみはなく1人2杯までという営業形態ながら、全国からその味を求める人が行列を作る名店に。店休日もイベントでビールを注ぐことが多く休日はほとんどないが、ビールを飲んだ人の笑顔が自身最大の健康の秘訣と語る。