濱岡 喜範さん
【プロフィール】
尾道市出身。大卒後、一部上場企業のサラリーマンを経て、酒類の小売業をスタート。現在は15業種を展開する感謝グループの総責任者。主な事業は、酒、米、食料品、化粧品(製造・研究・販売)、旅行会社、バス・タクシー業、ホテル・旅館業、不動産、西洋医学クリニック、東洋医学アカデミー学院など。また、曹洞宗に帰依し、大空宗元の法名を持つ。
【プロフィール】
尾道市出身。大卒後、一部上場企業のサラリーマンを経て、酒類の小売業をスタート。現在は15業種を展開する感謝グループの総責任者。主な事業は、酒、米、食料品、化粧品(製造・研究・販売)、旅行会社、バス・タクシー業、ホテル・旅館業、不動産、西洋医学クリニック、東洋医学アカデミー学院など。また、曹洞宗に帰依し、大空宗元の法名を持つ。
何の為に生まれてきたのか。
仙酔島はそれを気づかせてくれる。
ある日、仙酔島と出会う。
「昔から出来が悪くてね、普通の人ができることができない、…でも普通の人が見えないものが見え、感じないものを感じることができたんです」。そう話すのは、福山市に本社を置く「感謝グループ」の創始者にして総責任者である、濱岡喜範さん。広島・岡山を中心に幅広い事業を展開する事業家である一方、曹洞宗の僧侶としての顔も持っています。大学を卒業後、一部上場企業の営業マンとして働き始めた濱岡さんですが、ほどなく帰郷、福山で酒屋をスタートさせます。二十代半ばの事でした。事業家としての才覚はみるみる発揮され、売上・店舗数は共に上昇、多角的な経営にも乗り出していきます。そうした日々の中で、濱岡さんの人生を変える出来事がありました。それが「仙酔島」との出会いです。パワースポットとして知られる仙酔島。ある人はそこで浦島太郎と出会い、ある人はそこで天女の姿を見るといいます。「ぶらりと立ち寄った仙酔島で、最初は廃墟になっていた国民宿舎が泣いているのかなと思っていたら、実は島が泣いていた。幼少の頃から、空間と対話することができましたから、その時も天から声が聞こえてきたんです」。天の声を聞いた濱岡さんは、その場で島の再生を即決、ホテル・旅館業を開始しました。以降、現在も島内の宿泊施設・キャンプ場などは全て感謝グループが運営しています。「仙酔島はスピリチュアルの宝庫。この島は、自分が何の為に生まれてきたのかを気づかせてくれる、私にとって人生のキーワードのような島です」。
そして、さらなる夢へ。
事業家として大成した濱岡さんですが、今後は総責任者という立場を勇退するつもりだそうです。現代日本において危惧される親子のコミュニケーション、心の健康、そうしたものを改善していく方法を発信していきたいのだと語ります。そしてそれは、企業経営者としてあり続けた間も常に濱岡さんのテーマでもありました。「出来の悪い私が、ここまで良い人生を送らせてもらいました。これからは、『夢は実践すれば叶う』ということを、この身を以て実践してみたいと思うんです」。