コロナ禍ではあんなに気をつけていた感染症対策ですが、最近疎かになっていませんか?
冬場は特に感染症が流行しやすい季節です。
健康な毎日を送るため、基本的な予防対策を心がけましょう。
Vol.54_冬場は特に注意!感染症対策
●冬に気をつけたい感染症
冬は感染症が流行しやすい季節です。理由は主に以下のことが挙げられます。
①ウイルスや細菌は低温、低湿度を好むため夏よりも生存力、感染力が強くなる
②空気が乾燥しているため、咳やくしゃみの飛沫が遠くまで広範囲に飛ぶ
③体温が下がり免疫力も低下し、夏に比べ水分摂取量も減るため気管支粘膜が乾燥
主な五類感染症(※)には以下のものがあります。
・インフルエンザ:潜伏期間は1〜3日程度。38℃以上の急な高熱や強い倦怠感などの全身症状、咳や喉の痛みなどの呼吸器症状も現れる。経路は飛沫感染や接触感染。
・新型コロナウイルス感染症:潜伏期間は2〜7日程度。発熱、咳、全身の倦怠感などインフルエンザと似た症状が多い。経路は飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染。
・ノロウイルス:潜伏期間は24〜48時間。嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が主で、非常に感染力が強く、アルコール消毒が効きにくいのも特徴。経路は経口感染。
この他、風邪やインフルエンザも誘因となる「肺炎」や、2025年4月から五類感染症となった「風邪(急性呼吸器感染症)」にも注意が必要です。
(※)国が感染症発生動向調査を行い、その結果に基づき必要な情報を国民や医療関係者に提供・公開していくことによって、発生・まん延を防止すべき感染症
●心がけたい感染対策
ウイルスや細菌が体内に入っていても、病気を発症しないことがあります。これを「保菌状態」と言います。一方、感染の結果症状が現れたものが「感染症」です。自分自身が罹患しないため、自分が感染源となって周囲の人にうつさないため、この両方を予防することが大切です。以下の基本的な予防対策を心がけましょう。
・手洗い:色んな場所を触ることで知らず手にウイルス等が付着し、感染原因となります。石鹸を使った正しい手洗いでウイルス等を洗い流すことは感染対策の基本です。
・マスク:咳やくしゃみのある人がマスクをつけた場合、ウイルス等の飛沫量を減少させることができます。一方、飛沫の吸い込み防止については効果は限定的とされています。一般的には不織布製マスクが推奨されています。マスクがないときは、ハンカチ等で口・鼻を覆う咳エチケットも心がけましょう。
・換気:換気によって空気中のウイルス等を外に追い出すことができます。対角にある窓を2か所以上開ける、換気扇をつけるなど、空気の通り道を設けることが重要です。
・アルコール消毒:コロナ禍では忘れずに行っていたアルコールによる手指消毒ですが、最近その習慣が薄れてきています。しかし、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスには、アルコール消毒が有効です。
・うがい:ウイルス等が粘膜から侵入する前に外へ洗い流す効果があり、喉の乾燥も防げます。
この他にも、人混みを避ける、症状や体調不安がある時は無理せず受診や自宅療養することなども大切です。そして何より、適度な運動やバランスのとれた食事、十分な睡眠といった健やかな生活習慣も感染予防には不可欠です。これらの感染対策を実践し、この冬も健康に過ごしましょう。
















